フリントホイールはジッポには必要不可欠の一番重要と言っていい部品です。
着火時には必ずここを使用しますよね。
ですので長年使っていると徐々に摩耗していき、着火力の低下につながってしまいます。
フリントホイールの摩耗によって着火力が落ちてしまっているジッポはこのパーツの交換で着火力を復活させることができます。
お気に入りのインサイドユニットを交換せずにフリントホイールのメンテナンスをしたい人もいるかともいます。
ただ、初心者には交換方法や入手方法の分からないパーツの一つだと思います。
この記事ではフリントホイールの交換メリット、フリントホイールはどこで買うことができるのか
そして最後にフリントホイールの交換方法を写真付きで分かりやすく解説していきます。
この記事を見ながらフリントホイールの交換をしてみて下さい！
目次
Zippoのフリントホイールとは
Zippoについてあまり詳しくない人用に説明いたしますと、フリントホイールとはジッポを着火させる際に指で回転させる部品です。
かなりの回数（73000回）着火できるように設計されていますが、もちろん消耗する部品であり、長年使用したジッポはこの部品の摩耗によって火花が散らなくなってしまうこともあります。
また、このパーツのみを交換してほしくて、Zippo社に修理をお願いしても新しいインサイドユニット（中身）を送ってくれるだけで、このパーツの修理は行ってくれません。
なので、お気に入りのインサイドユニットを使い続けたい、ヴィンテージのZippoに新品のインサイドユニットを入れたくないという人は自力での修理が必要となります。
Zippoのフリントホイール交換のメリット
- 着火力復活させることができます。
- 回らなくなってしまったフリントホイールが回るようになります。
- お気に入りのインサイドユニットを使い続けることができます。
Zippoのフリントホイールの売ってる場所
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Zippoのフリントホイールの交換・修理方法
ここからはフリントホイールの交換方法を解説していきます。
なるべく100均で買える工具のみで作業していきます。
Zippoの自己修理は完全自己責任でお願いします。
用意するもの
| 交換したいZippo |
|---|
| 交換用のフリントホイール |
| 交換用のリベット |
| ペンチ（100均） |
| ニッパー（100均） |
| 木槌（100均） |
| 打ち具、センターポンチ（100均） |
打ち具（センターポンチ）はダイソーのレザークラフトコーナーで見つけたこちらの打ち具を使いました。
参考までに
交換手順
・まずはインサイドユニット（中身）取り出します。
・ここで一応フリントホイールの回し心地を確認しておいてください。
あとで新しいホイールを留め具で固定するときに参考にします。
・底面のネジのパーツを反時計回りに回し、フリントスプリングを外します。
・穴を下にして、フリントも取り出します。
・次にホイールを固定しているリベット（留め具）を外していきます。
フリントホイールはこんな感じにリベットで固定されています。
ですので
↑このラッパ上に広がっている部分をペンチで潰して
↑こんな感じに丸めるとリベットが取れるというイメージです。
・画像で説明したようにペンチを使って、リベットのラッパ上の部分を丸めていきます。
このときインサイドユニットを傷つけたくない方はペンチによってひっかき傷がつかないように注意してください。
・途中経過です。
・ペンチで潰しずらい角度になってしまったら、ニッパーでリベットを回転させて角度を調節すると良いです。
・角度を調節し、再度潰します。結構根気のいる作業です（汗
・つぶし終わり
・リベットがしっかり潰せれば、頭側からニッパーで引き抜けます。
・抜けました。これでホイールも取り外せます。
フリントホイールには裏表があります。
ホイールの側面に線が入っている面と入っていない面がありますので、
ホイールを取り外すときに向きを確認しておいてください。
・ホイールが外せたら、次は新しいホイールを固定していきます。
これは手を加えていないジッポです。向きの参考にしてください。
↓リベットの頭面（ホイールライン無し）
↓リベットの裏面（ホイールラインあり）
・向きに気を付けてホイールをはめ、リベットを入れます。
・ここから打ち具を使ってリベットを外したときと逆の要領で固定していきます。
新品のリベットの穴を打ち具で叩き広げることで、ラッパ状にして固定します。
・リベットの頭側には何か硬いものを敷いて固定してください。
ペンチでも出来ました。
・リベットの穴に打ち具を当てて…
・木槌で軽く叩きます。（叩きすぎに注意！）
・軽く叩いてリベットが仮固定できたら、フリントとフリントスプリングをもとに戻します。
・最初に確認した回し心地を参考にして叩く→確認→叩く→確認…を繰り返します。
リベットを叩き広げ過ぎるとホイールが回らなくなるので注意！
必ずちょっと叩いたら回し心地を確認してください。
・最終的にこのぐらい広げたらちょうどよかったです。参考までに
・インサイドユニットをケースに戻して交換完了です！
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はフリントホイール交換のメリット、フリントホイールはどこで買えるのか、フリントホイール交換の手順を解説しました。
フリントホイールはジッポの着火にかなりかかわってくる部品です。
正しく交換すればお気に入りのジッポを再び長年使ってあげることができます！
お気に入りのジッポをメンテナンスしてぜひ長いこと使ってあげてください！
では、皆さん良きZippoライフを！
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